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開きカツオ(塩)の製造工程(下) 札幌ベイト 菊地

 


 ソーダカツオは青光りする皮が大切です


 

 

 ソーダカツオは、投げ釣りはもちろんですが船釣り、ウキルアー釣り、ウキ釣りなど幅広いジャンルの釣りに使用されます。サンマと同じように青光りするような皮の色が特徴で、釣り人の間で「光り物」と呼ばれるエサの代表格です。身はもちろんですがその青光りする皮が大切ですから、傷があったり規格に合わない物は製造工程で省くことになります。

 


 塩まみれのソーダカツオを塩水で洗います


 

締まったソーダカツオは塩まみれ

塩水できれいに洗い流します

 

 一晩寝かせてプレスが完了したソーダカツオは、身がしっかり押し固められハリ持ちのいいソーダカツオに仕上がっていますが、塩まみれですから塩水できれいに洗い流します。

 


厳しいチェックで規格に合わない物を取り除きます 


 

傷や変色のチェックを行います

トレーに並べて冷凍します

 光り物は皮の色が大切ですから皮の方を上にして並べ、傷や変色などのチェックを厳しく行って規格に合わない物は取り除きます。

 トレーにフィレを2枚ずつきちんと盛ったら、作業日(通常は翌日)まで冷凍庫に保管します。

 

 


 塩まみれのソーダカツオを塩水で洗います


 

カチカチに凍ったソーダカツオのフィレ

真空包装用袋に入れます

 


厚めの袋で真空漏れを防いでいます


 

 冷凍庫から出したフィレはカチンカチンに凍っていますから、その状態のままトレーごと真空パッケージ用の袋に入れます。

 手で触っていただければすぐに分かりますが、真空漏れが起こってしまってはエサの品質に影響しますから十分な厚さの袋を使用して品質保持に努めています。

 


真空包装機で空気を抜きながら口を閉じます


 

真空包装機で空気を抜いて口を閉じます

 

 ここから作業は最終段階に入ります。真空包装機を使って袋の中の空気を抜きながら口を閉じる作業ですが、ふわっと空気が入っていた真空パッケージ用の袋の中は、短時間で真空状態になります。中央のパッケージ用の袋がきれいに見える画像が空気を抜く前、右端の袋がクシャッとした状態が真空包装後です。もちろん、包装後も空気漏れがないかどうかの再確認は怠りません。

 


冷凍庫の中で出荷を待ちます


 

段ボール箱に詰めます

冷凍庫の中で出荷を待ちます

 

 段ボール箱に詰めたられた開きカツオ(塩)は、温度管理された冷凍庫の中で出荷を待ちます。

 作業の途中段階でまぶしえび粉をたっぷりかければ「塩開きカツオ えび粉」、まぶしにんにくをたっぷりかければ「塩開きカツオ にんにく」が出来上がります。

 

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