アイナメ(アブラコ)はオモックの好ターゲット
暇なので「オモック」を作ることにしました
今年の北海道は例年に比べると雪がかなり少ないとはいえ、時季的に海水温の低下で海の釣り物がグンと減るころ。「ワカサギ釣り大好き」という人には最高の季節ですが、投げ釣りとなるとかなり厳しい…。釣れるかどうかわからないこの時季に雪道のロングドライブも何となく面倒なので、ストーブで背中を暖めながら春に備えて仕掛けを作ることにしました。
フジワラさんから好評発売中のナツメリグ
フジワラさんから好評発売中のナツメリグ
今回は大人気の「オモック」。沖縄発の仕掛け&釣法で、ナツメオモリにハリを付けただけの超シンプル、超ローコスト、絶賛釣れる仕掛け。オモリとフックだけだから「オモリフック」、略して「オモック」ということらしい。本来は船釣りの仕掛けだが最近はショア(陸)からの実績も高くなり、北斗市のオモリメーカー、フジワラさんが昨年から「ナツメリグ」という名前で販売したこともあり、北海道では今シーズンあたりブレイクしそうな雰囲気ですね。
ええよ、これ!
売っているのだから買えばいいだけのことなのだが、僕は釣り師のつもりだし、材料代が安いし、作り方が簡単だし、暇だし…で作ることにした。僕自身は昨秋から少しずつ試し始めたばかりなのですが、感触としては「えぇんじゃないの、これ!」。
作り方が簡単なのもオモックの魅力
オモック作りは材料代が安く簡単
用意するものはナツメオモリとステンレスの針金、スプリットリング、ジギング用アシストフック、メタルジグ用アシストフック。手持ちがあればローリングサルカン(なくてもいい)、それに加工用のペンチやドライバーなど。今回は3、5、7号のナツメオモリを使いました。
※1号=1匁=3.75グラム(約4グラム)
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スプリットリングプライヤーがあれば便利
材料費はナツメオモリがそれぞれ250円程度、ステンレス針金は100均で0.9ミリの物を用意。フックは釣具店に並ぶ物の中から好みの物を選ぶか自作ですが、これが最も高いのです。
ペンチは左側がラジオペンチ、右側がスプリットリングが扱いやすいスプリットリングプライヤー。スプリットリングプライヤーがあれば便利だけど、なければ一般的なラジオペンチで力技ですね(^ o ^)
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ステンレス針金をグイッと曲げます
3センチほどの所をグイッと曲げます
まず、15センチほどの長さにステンレス針金をカットしたら、先端側3センチほどの所をグイット曲げます。そのまま針金が交差するまで曲げ、細めのドライバーなどに輪を作るようにして巻き付けます。
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ステンレス針金で輪を作ります
針金が交差している所をペンチで押さえて、ペンチではなくドライバーを回して(←ここがキモ)軽く針金をねじります。
赤丸で囲んだ状態になったらOK。
うまくできなくても100均で買ったステンレスは地金なんだから、何度でもやり直そうね(^ o ^)
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輪を作った針金をオモリに通します
輪を作った針金をオモリの穴に通します
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1センチほど残してカット
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6個作るのに30~40分
オモリに沿うように針金を曲げます
ナツメオモリの穴に輪を作ったステンレス針金を通したら、オモリの下から出た部分を1センチほど残してカット。オモリの外側に沿うように曲げ、外側に出たステンレス針金をペンチや小型ハンマーで何度も軽くたたき続けると、針金がオモリにめり込んで仕上がりがきれいになります。あとはスプリットリングを介してフックを付ければ完成。
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3、5、7号のオモック
3号のオモックにはフックが大き過ぎるように思うけれど、手持ちのフックがこれしかなかったので…。
自作フックの作り方ははまた今度。
6個作るのに30~40分しかかかりませんでした(^o^)
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ハイブリッド釣法で『爆!』を目指す
オモックに塩イソメでハイブリッド釣法
オモックはフックに何も付けないで釣りをするのが基本ですが、どんな釣りでも釣り方に制約などありません。ルールやマナーを守るのは当然ですが、釣り方には自由があり、オモック自体が自由な発想によって生まれたものだと思います。発祥元の沖縄では生エサを使うこともあるそうなので、僕は、塩イソメや生イソメを付けたハイブリッド釣法で『爆!』を目指すつもりです。
使い方は投げて巻くやリフト&フォールだから簡単、簡単(^o^)
※リフト&フォール→オモリが着底したらオモリを底から持ち上げるようにサオをあおり、オモリが浮いたら再び底へ落とす動作。余ったラインをリールで巻きながら同様の動作を繰り返す。
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