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魚の見分け方(3) ムラソイについて 札幌ベイト 菊地

すべてオウゴンムラソイです

 

北海道では「ハチガラ」と呼ぶのが一般的です


ムラソイは、体色や背ビレの基底部分のウロコの状態などによってムラソイ、ホシナシムラソイ、オウゴンムラソイ、アカブチムラソイの2種4亜種に分けられていましたが、現在は整理されてムラソイとオウゴンムラソイの2種となりました。

以前は右端のムラソイはアカブチムラソイと呼ばれていました。

 

北海道ではいずれも地方名で「ハチガラ」と呼ぶのが一般的で、釣り人との会話でムラソイという標準和名を耳にすることはほとんどありません。30cmを超える良型は少なく、35cm超えの大型となるとごくまれに釣れる程度です。道央から道南にかけての日本海、福島町から函館市にかけての津軽海峡が主な釣り場です。

 

体中が黄色に輝くオウゴンムラソイ

オウゴンムラソイは体側に黄色や赤の不規則な斑紋や斑点があります。以前はアカブチムラソイと呼ばれていた赤の斑点を持つ個体もオウゴンムラソイに含まれますが、あまりにも体色が異なるためムラソイが2種に整理された今もなお、別種ではないかと思うほどです。

赤い斑紋があってもオウゴンムラソイ

投げ釣りでは夜釣りで狙いますが、エサを取ると素早く岩陰に逃げ込むため当たりが強烈で、油断すると根に潜られてしまうのでサオから目が離せません。

エサはソーダカツオやサンマの切り身を使います。

また、ロックフィッシングの好ターゲットでもあります。

 

刺し身は身が硬くコリコリ感が最高です。また、煮付け、みそ仕立ての汁物も抜群のうまさで、個人的にはソイの仲間の中では最もおいしいと思っています。(^ω^)