札幌ベイトブログ SAPPORO BAIT Blog

Blog

魚の見分け方(1) マガレイとスナガレイ 札幌ベイト 菊地

どちらがマガレイか分かりますか?

 

マガレイとスナガレイは尾ビレ近くの両縁が黄色です


カレイは遠投派の釣り人に人気が高く、漁港や砂浜などでも比較的簡単に釣れることから初級者や家族連れなどにも手軽なターゲットとして人気があります。北海道には10種類余りのカレイが生息していますが、特徴がよく似ているため間違えやすいカレイの一つが、無眼側の尾ビレ付近の両縁が黄色いマガレイとスナガレイです。

 

マガレイは道央、道南の日本海の早場では2月中旬から釣れ始め4、5月には太平洋でも釣れてピークを迎えます。道北やオホーツク海、知床半島の沿岸では5、6月が盛期です。スナガレイは日本海やオホーツク海などでも釣れますが、マガレイに比べると生息範囲が狭く、数釣りとなると長万部町国縫漁港を中心とする噴火湾です。

 

マガレイは薄い黄色ですが個体差があります


スナガレイは尾ビレの近くの両縁が濃い黄色です

マガレイとスナガレイは、両魚種とも無眼側(カレイの目のない側。一般的には裏側ともいう)の尾ビレ近くの両縁が黄色いため初級者は混同しやすいのですが、マガレイは薄い(淡い)黄色でスナガレイは濃い黄色です。ただし、マガレイでもかなり黄色が濃かったり、逆にほとんど黄色い部分がない個体もいますから注意が必要です。

 

スナガレイの有眼側には白点が散在します


有眼側(カレイの目のある側。一般的には表側ともいう)の体色も似ていますが、よく見るとマガレイには円形の茶色い斑紋(模様)がいくつかあり、スナガレイはその名の通り砂地の海底の砂粒のような小さな白点が散在しています。また、スナガレイは口がひょっとこのように突き出したひょうきんな顔をしています。

 

エサは主に青イソメ、オレンジイソメ、塩イソメ、岩虫など虫エサですが、時季や場所によってはサンマを細く切った物やホタテのミミ(外套膜)などを使用します。

マガレイには円形の斑紋があります

 

魚は、標準和名の頭に「マ(真)」の付く物が人気で、価格も比較的高めで味も抜群です。例えば今回紹介したマガレイ、タラの仲間ではマダラ、マイワシ、マアナゴ、マダイ、マハゼ、マアジ、マサバなど、数え上げればきりがありません。

「マ(真)」の付く魚を探してみてください。

ちなみに僕は マガレイは煮付け、スナガレイは唐揚げが最高だと思います。

今が旬ですからぜひ食べてみてください!(^^)!