札幌ベイトブログ SAPPORO BAIT Blog

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月別アーカイブ:2020年2月

サクラマスジギングNO.2 札幌ベイトR

2/21(金) 胆振沖


先週の釣果ですが、好調が続いている胆振沖のサクラマスを狙いに行きました。ポイントまで1時間半、この日のヒット棚は80M~90M。ジギングで狙うにはやや難しい状況。

 

最初のヒット☆


棚は85M

 

ぽつぽつと小型が主体。


時間が経つにつれ底潮が速くなり170gのジグも流される。良い状況とは言えないがなんとか拾い、2人で14匹の釣果(^^ゞ

 

最大1.5キロくらいかな?


 

ピカピカです☆


大型が出ることは無かったが今回も良い釣りが出来ました(^_^)

 

凍結後のサクラマス昆布締め♪


☆釣人の特権☆

札幌ベイト流「塩イソメ」の作り方  札幌ベイト 菊地  ※イソメの拡大画

フルキャストするなら塩イソメですね

 

遠投には塩イソメが必須です


釣りのエサはできるだけ鮮度のいい物を使いたいと考えるのが一般的ですが、思うようにならないこともあり、その一つが生のイソメです。ハリに付けた生イソメは遠投のために強いキャストをすると千切れやすく、ポイントに到達する前にハリから取れてしまうことが多いからです。特に、北海道の投げ釣りでは胴突き仕掛けや遊動式仕掛けを使うことがほとんどですから、生イソメを使って100メートル以上の遠投をするのは現実的ではありません。

そこで生まれたのが塩イソメです。鮮度のいいイソメを元気なまま使いたいという気持ちは痛いほどよく分かります。しかし、生のイソメがキャスト時のショック、強い空気抵抗、落下時の海面での衝撃に耐え切るのは至難の業です。カレイの目の前に着底した仕掛けのハリにイソメが付いていないことを想像してみてください…。

札幌ベイト流「塩イソメ」の作り方を解説します。

 

塩イソメ作りは太いイソメで


塩イソメには太いイソメを使用しています

塩イソメを作るためのイソメを用意します。塩で締めると出来上がりが生のときよりも細くなりますから、札幌ベイトでは太いイソメを使用しています。

塩水に移すときに適さない物を選別します

飽和食塩水に近い塩水を入れたばんじゅうにイソメを入れます。一般的にはいきなり塩をまぶすことが多いようですが、イソメが暴れると切れやすくなりますから、抵抗の少ない濃い食塩水を使います。

この段階で、すでに切れて短くなっているイソメや塩イソメに適さない物を取り除きます。

 

きれいな塩水で汚れを落とします


イソメは1匹1匹がきれいな状態です

浸透圧でイソメの体液が抜けて動かなくなるまで1時間ほどそのままにしておきます。塩水の中ですからイソメが暴れても千切れることはほとんどなく、1匹1匹がきれいな状態です。

きれいな塩水で汚れを流します

塩水を切るためにざるに移しますが、ばんじゅうの中の塩水には体液などが混じっていますからきれいな塩水をかけて汚れを落とし、塩水が切れるまでしばらく待ちます。

 

塩蔵してイソメの水分をさらに抜きます


十分な量の塩でイソメを塩蔵します

新聞紙を敷いたセイロの上で、十分な量の塩をまぶしてイソメを塩蔵します。すでにイソメは動きませんから千切れることはありません。

いい状態の塩イソメになりました

かなりの量の水分が出ますから、セイロを斜めに傾けてイソメから水分が出なくなるまで待ちます。赤丸の中をご覧ください。非常にいい状態の塩イソメになりました。

 

最終工程です


塩イソメを丁寧に広げます

次の工程のために水分を吸って濡れた新聞紙を取り除き、敷物をネットに替えて塩イソメを丁寧に広げます。

適度に水分が抜けるのを待ちます

このまま出荷してしまうと日持ちに難がありますから、温度管理をしながら適度に水分が抜けるのを待ちます。その上で重さを計り、乾燥を遅らせるためのチャック付き袋に入れてからパック詰めします。

 

扱いやすさ抜群。札幌ベイトの塩イソメをお試しください


塩イソメは函館市で生まれて全道に広がり、今では本州の釣り人にも愛用されています。食いの良しあしを疑問視する声もありますが、ちょい投げや中投げは生のイソメを使い、遠投するときは塩イソメといったように使い分けて釣果を伸ばしてください。

高い実績と扱いやすさ抜群の札幌ベイトの塩イソメをお試しください。

 

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塩イソメの作り方を動画でも紹介します。


春に備えて仕掛け作り2 「アシストフック」 札幌ベイト 菊地

左側がバイス、右側はボビンホルダー

 

今回はアシストフックを作ることにしました。


今週は積丹半島でホッケとアメマスの予定だったのですが、札幌は大雪と寒波で釣りどころではありません。そこで今回は、ジグや「オモック」に使うアシストフックを作ることにしました。

バイス(ハリを押さえる道具)とボビンホルダー(ボビン巻きの糸を押さえる道具)を使います。バイスは安い物で2000円ぐらい、ボビンホルダーは700~800円ぐらいでしょうか。バイスは工夫すればペンチなどで代用することもできそうですが、100均にある万力のような物も使えるかもしれません。

ボビンホルダーにはミシン糸を付けておきます。

どちらもない場合は手作業ですが、ちょっと厳しいかもしれません…。

 

ケプラーの芯を抜いて2つ折りのラインを通します


ケプラーの芯を抜きます

タックルボックスをゴソゴソしたら出てきました「ケプラー」。「ダイニーマ」とも呼ばれますが、ケプラーには芯がありますから引き抜いて空洞にします。

打ち抜きリングを付けておくと便利です

ハリス(ハリスと呼ぶかどうかは不明)の長さの倍ほどのケプラーに5号か6号のラインを2つ折りにして通し、ケプラーの半分ほどの所から抜き出します。

打ち抜きリング(ソリッドリングなどの名称で販売されている)を通しておくとスプリットリングに付けやすくなります。

 

ケプラーをラインに通して2本重ねにします


ケプラーの中にケプラーを通します

2つ折りにしたラインにケプラーを通し、ケプラーが重なるように引き抜きます。かなり引き抜きにくい場合もありますが、じっくりやれば左下の画像のようになります。

ケプラーにハリを通します

2本重なったケプラーに、エサを付けるような要領でハリを通します。右上の画像のような状態になればOKです。

 

ケプラーの上に糸を巻いて締め込みます


バイスの出番です

ここでバイスの出番です。ハリをしっかり挟んで固定します。慣れればペンチを使うか、ハリを手で持っても大丈夫ですが、やっぱりバイスがあれば楽ですね(^o^)

ケプラーに糸を巻き付けます

ハリのチモト側からケプラーに糸を巻いていきます。ケプラーの終わりまで糸を巻いたら、ハリのチモト側に向かって糸を重ねて巻きます(右下の画像)。

 

巻いた糸の上から瞬間接着剤を垂らします


ちょっと分かりにくい…

チモト側まできちんと糸を巻いたら、巻いている糸をクロスさせて打ち抜きリング側からくぐらせて締め込みます。これを4、5回繰り返しますが、画像では少し分かりにくいかもしれません^^;

瞬間接着剤を垂らします

巻いた糸に瞬間接着剤を垂らして固定します。糸に染み込んで乾きにくいので、少しの間、放置プレイです(^o^)

 

出来上がりました


収縮チューブをドライヤーで縮めます

タックルボックスをゴソゴソしたら収縮パイプ(チューブ)が出てきたので、巻いた糸の上にかぶせてドライヤーで収縮させます。

今回は手持ちのチヌバリ7号を使いました。金バリはさびやすいので、NSブラックなどのハリを使った方がいいかもしれません。

完成(^o^)

10本以上は作るつもりでしたが、洋画に夢中になって3本しかできませんでした。堕落です…。

アシストフックは、あれやこれやと部品にお金がかかります。使いたいハリやハッキリした目的があれば別ですが、もしかしたら買ったほうが安いかもしれません…。

ですが、こだわりは釣り師の勲章のようなものですから…。

 

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